I-Method

排出業者の皆さまへ


iMethod優良性認証情報ご利用のご提案


1◆2010年改正廃棄物処理法(2011年4月施行予定)には、排出事業者責任強化のためのさまざまな規定が新たに追加されていますが、とくに処理困難廃棄物の措置義務が非常に厳しい規定となることが予想されます。
 これは処理業者が請け負った廃棄物が処理困難になった場合の排出事業者への通知義務と、通知を受けた排出事業者の措置義務に関する規定で、施設の故障、自主廃業、欠格事項該当、業務停止命令、許可取消処分など、本来は処理業者の責に帰すべきあらゆる事由が対象になっています。排出事業者が措置義務を履行しなければ措置命令が発せられ、代執行や罰則も適用されることになります。

2◆このため、排出業者は、処理業者に委託した廃棄物が不適正処理されるリスクに備えることに加えて、廃棄物を未処理で放置したり、処理業者が廃業したりするリスクまでも委託前に評価することが必要になります。
 環境省は情報公開制度を核とした優良性評価制度の普及によって、排出事業者が優良処理業者を選択できると考えているようですが、現行の優良性評価制度は、残念ながら処理業者のリスク評価として活用できるレベルに達していません。2010年改正廃棄物処理法に、優良処理業者に対する許可期限延長や現地確認義務免除などの優遇策を取り入れ、環境省が優良性評価制度の普及をさらに進めていく方針を明確にしていることは歓迎すべきですが、この制度をリスク評価業務に活用できるレベルまで高めるには、公開情報の標準化や、自治体の評価能力の向上といった対策も必要です。

3◆Iメソッドフォーラムでは、処理業者の公開情報分析に最適化されたiメソッドを用いて、自治体から優良性認定を受けた約600業者の公開情報の全社分析を実施しましたが、その結果を見ても、現状の情報公開制度や優良性評価制度は、リスク評価業務に活用できる信頼性と一般性を備えていないようです。
 環境省が設計した優良性評価制度は、情報の公開性だけを担保しており、情報の中身の評価は実施していません。これは優良性評価に対する行政の関わり方として節度あるものだと考えられますが、情報の内容を評価しないということは、情報内容を民間が活用してはじめて、制度が真価を発揮するように設計されているということを意味します。

4◆そこでIメソッドフォーラムは、環境省基準に基づいて自治体が運営(もしくは関与)している優良制評価制度を補完して、公開情報を排出事業者、金融業者、プラントメーカーなどがリスク評価業務に活用できる情報(与信情報)に加工して公開するサービスを自ら提供することにしました。これは環境省基準に完全準拠した唯一の民間優良性認証システムです。iメソッドは完全な定量性評価であり、チェックリストに重み付けをした点数制評価にすぎないものを定量性評価と標榜するものではありません。評価指標は四則演算が可能なため、個別企業だけではなく、グループ企業の連結評価も可能です。また、情報公開制度をベースとしているため、認証結果の追検証を行うことができます。
 iメソッドによる与信システムは与信元からの委託に基づくコンサルティングシステムではなく、与信元から独立して運営され、与信元にコストを生じさせないフリーライディングシステムとして運用します。
 また与信先に対しても審査料を請求しないことで、評価の中立性を担保しています。

Iメソッドフォーラムによる優良制評価の特徴


1◆環境省優良性評価基準(情報公開基準)に完全準拠
    環境省基準にない情報の開示は求めません。
2◆審査料無料
    審査の中立性を保つため、審査料を請求しません。
3◆定量性評価
   完全な定量性評価であり、点数制評価にすぎないものを定量性評価としません。
   定量性評価の最大の特徴は四則演算が可能なことです。
   このためグループ企業連結評価やエリア一括分析も可能になります。
4◆認証の公開と追検証可能性
   認証はIメソッドフォーラムWEB上でデータ付き公開します
   公開情報による審査であるため、審査結果を第三者が追検証することが可能です。
5◆メンバーシップサービス(任意加入)
メンバーシップ会員のために、多彩なサービスを提供します。(サービスに対するコンサルフィーは請求しませんが、小額の運営費・実費協力をお願いしております。)
 (1)詳細業務・財務分析レポート
 (2)業界内ポジション分析レポート
 (3)現地調査レポート
 (4)排出事業者、金融業者、機材メーカー、コンサル企業等への与信情報配信
     与信業者のメンバーシップサービスとして提供します。
     情報守秘義務の範囲内での配信です。
 (5)業務相談、経営相談
 (6)イベント、セミナーへの講師派遣
 (7)メンバーシップ会員のゆるやかなネットワーク構築
     営業先、提携先、相談先として相互交流が期待できます。
 
iMethod優良制認証の流れ


1◆仮申し込み
2◆公開情報調査票
 (環境省基準完全準拠)
   公開情報がない場合
   や不足の場合は、任
   意の記入が必要です。
3◆仮審査(無料)
   分析チャート付きで
   仮審査結果をお知ら
   せします。
4◆本申し込み・メンバーシップ同時申し込み(任意)
5◆本審査(無料)
   情報が不足の場合には、環境省基準の範囲内で補正をお願いします。
6◆認証・WEB公開(無料)
7◆メンバーシップサービス(任意)
   詳細業務・財務分析、業界内ポジション分析、現地調査分析、会員相互交流。
   与信情報配信(排出事業者、金融業者、機材メーカー等の依頼により提供)